予防接種・検診ご希望の方

風疹の予防接種をしましょう。

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国立感染症研究所は23日、今年の風しん患者数の累計が14日までで4068人になったことを発表しました。

この時期すでに昨年一年間の累計発症数の2倍に達する勢いです。

県内でも今年に入って4月14日までに293例の報告があり、昨年同期の7例に比べ約40倍となっています。

また、県内でもすでに先天性風疹症候群の発生が認められます。

先天性風疹症候群の発症を予防するため、風しん抗体価陰性または低抗体価(HI抗体価16倍以下)の妊婦は、風しんの感染を防ぐため人ごみや子供の多いところを避け、同居家族への風しんワクチン接種を 観奨することが必要です。

 



また、妊娠希望者または妊娠する可能性が高い人で、

①風しんに罹患したことが確認できず、予防接種をしていない人。
②乳幼児期に風しん予防接種をしたが、その後追加の予防接種を受けていない人。
③妊婦の夫、子供及びその他の同居家族で、風しん罹患が不明な人、不審予防接種を受けていない人、接種の記憶が無い人。
以上に該当する人は、可能な限り風しん抗体価を調べ抗体価が十分でない人には風疹ワクチンの接種を勧めて下さい。

子宮頸ガン征圧の取り組み~日本から発信できること~

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子宮頸ガン予防接種の公費対象年齢の方は早めに接種しましょう。

自治医大 今野 良先生講演会より

1.日本では毎年15000人の子宮頸がんの患者さんが発生していて、その中の3500人が死亡しています。



2.子宮頚がんの初期の上皮内がんの女性の平均年齢は35才出産世代です。



3.子宮頸がんは初期では自覚症状がないことがあります。


4.子宮頸がんは症状があってからクリニックにきた時には、その50%が手術が出来ない状態になってることが多いのです。


5.子宮頸がん検診は前ガン病変(異型成)を見つけることが目的です。異型成のその多くは自然治癒しますがごく一部が上皮内ガンになりその後、進行ガンへ移行していくのです。



6.前ガン病変で見つかれば子宮の円錐体切除術で手術すれば子宮を残せるので、その後出産も可能です。


7.ヒトパピローマウイルス(HPV)感染が無ければ子宮頸がんになるリスクは無視して良いのです。


8.多くのHPV感染は多くは一過性であり免疫力で自然に治りますが、その10%くらいがHPV感染が残っていて異形成してなります。HPV感染が持続しますとガン抑制遺伝子が不活化されて子宮頸がんが起こるのです。

 


9.HPVの16型と18型が世界中の子宮頸がんの70%の原因になってます。


10.日本人の子宮頸がんの多くはHPVの16型と18型が最も多いのです。


11.日本ではHPVの16型と18型は20~30代の女性で検出率が高くなっています。


12.子宮頸がんは性交経験のある全ての女性に起こりうる病気なのです。


13.性交経験のある女性の80%は生涯に一度はHPVに感染します。


14.HPVに自然に感染した方が子宮頸がんワクチン接種より良いというのは間違いです。


15.HPVの自然感染の免疫力は長く続きません。


16.子宮頸がんワクチン接種では効果的な免疫力の持続がみられています。

17.子宮頸がんワクチンはサーバリックスとガーダシルの2種類があります。2種類の子宮頸がんワクチンの違いは
 サーバリックスはガン予防の成績が良くガン予防に特化したワクチンで
 ガーダシルはコンジローマの予防が加わるワクチンというところにあります。

18.サーバリックス


 1)ワクチン接種を開始して4年経過した状態で子宮頸がんの93.2%を予防出来ています。
 2)HPVの16型と18型の子宮頸がんとHPVの16型と18型に他のHPVの型がみられた子宮頸がんとHPVの16型と18型以外のHPVの型の子宮頸がんのいずれの子宮頸がんにも予防効果がみられています。
 3)セクシャルデビュー前の若い女性層に1回以上接種しときますと子宮頸がんの上皮内ガンに関しては100%予防効果がみられています。
 4)HPVの16型と18型の子宮頸がんは100%予防出来ています。
 5)子宮頸がんワクチン接種後2年経過時点でのワクチンの免疫力はガーダシルよりサーバリックスの方が高い傾向にあります。
 6)ガーダシルの子宮頸がんの予防は70%予防です。サーバリックスの子宮頸がんの予防は90%以上です。がん予防効果がよりたかくなってます。

 



19.20~40才の女性に5年毎に使える子宮頸がん検診の無料のクーポン券がありますので利用してはいかがでしょう。

20.思春期の多感な女子は緊張や不安のせいでワクチンの接種時及び接種後に立ったままでいると失神、息苦しさ、動悸などが起きることがありますので接種後は座って安静にしていましょう。失神はワクチンの成分で起きるものではありません。

21.接種後の接種部位の痛みは筋肉痛であってワクチンによる痛みではありません。

22.子宮頸がんワクチンで不妊症になることはありません。

23.子宮頸がんのワクチンで小麦や卵の食物アレルギーを起こすことはありません。

24.子宮頸がんワクチンは成人にも有効です。

25.子宮頸がんワクチンを受けた後は20才になったら子宮頸がん検診を受けましょう。

B型肝炎ワクチンのとB型肝炎ウイルス

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1.B型肝炎のキャリアーは100人に1人います。キャリアーというのはB型肝炎ウイルスに感染していますが、症状の全くない人です。

2.B型肝炎ウイルスはエイズウイルスの100倍、C型肝炎ウイルスの10倍ととても高い感染力をもっています。

3.乳幼児がB型肝炎ウイルスに感染しますと、その15%がキャリアーになり、一部は最後に肝硬変に移行します。

4.B型肝炎ウイルスは感染しても症状が出ない不顕性感染が多いのです。つまり知らない間に感染していることがあるのです。



5.B型肝炎ウイルスは性感染による感染が多い傾向があります。



6.B型肝炎ウイルスはお父さんがキャリアーの場合に、そのお父さんの唾液や涙にたくさんのウイルスが含まれていますので、お父さんがお子さんに「キス」をしても感染する確率が高いのです。

 



 7.B型肝炎ウイルスにお父さんが感染しますとキャリアーになり、その後慢性肝炎から肝硬変と移行していきますので、これを防ぐために生まれてくるお子さん全員にB型肝炎ワクチンを接種してお子さんを守ることが大切なのです。

 



 8.B型肝炎ワクチンは3回きちんと接種しませんと、免疫力がつきません。

 



 9.B型肝炎ワクチンは不活化ワクチンで安全性が高いのですが、免疫力は5年程度で抗体が消失してしまいます。性交渉が盛んになる思春期に追加接種すると良いでしょう。

 



10.不思議ですが女の子の方が男の子よりもB型肝炎ワクチンの免疫がつきやすい傾向にあります。

 



11.B型肝炎ワクチンを3回接種しても免疫がつかない場合

①3回目から6ヶ月以上あけて4回目を接種します。(通常量)

②  〃  6ヶ月以内に4回目を通常量の2倍量で接種します。

③ワクチンのメーカーを他のものに変更して4回目の追加接種をします。

④4回目の追加接種を1ヶ月間隔で2回接種します。(合計5回)

 


12.B型肝炎ワクチンは1回目や2回目で免疫がついても、3回目の追加接種を行わないときちんとした免疫が十分につきません。

 



13.B型肝炎ワクチンの有害事象は接種部位の発赤・腫脹・発熱です。

 



14.海外では生まれてすぐに(72時間以内)にB型肝炎ワクチンの接種開始をしています。



15.B型肝炎ワクチンは大人に比べてお子さんの方が免疫がつきやすい特徴があります。お子さんのうちにB型肝炎ワクチンを接種しましょう。



16.海外ではB型肝炎ワクチンで基礎免疫の3回が終了していれば、B型肝炎ウイルスに感染した場合にブースター効果がかかり免疫が良くなるので4回目の追加接種は必要ないと考えられています。



17.一方、日本国内ではB型肝炎ワクチンの基礎免疫の3回が終了していても、その免疫力の持続が長くないので性感染の盛んになる思春期に4回目の追加接種が必要と考えられています。



18.3回目のB型肝炎ワクチンの接種時期が予定より数か月遅れた場合でも、3回目を追加接種すれば良いと考えられています。3回目の間隔が多少あく分には免疫力がより良いと考えられていますので、問題はありません。
但し、3回目の接種が2回目から数年以上あいてしまった場合は初めからワクチンのやり直しをしても良いですし、B型肝炎ウイルスの抗体を測って、免疫力が十分あれば3回目の追加接種のみでも良いでしょう。



19.お母さんが妊娠した時にB型肝炎ウイルスキャリアーの場合に生まれてくる赤ちゃんにはこれまで通り母子感染の予防をワクチンで行ないますが、実はお父さんもB型肝炎ウイルスキャリアーである可能性がありますので、父子感染を防ぐためにお父さんのB型肝炎の抗体検査が必要になります。もしお父さんがお子さんに唾液や涙をつけないように接することが出来るので良いと考えられます。

B型肝炎ワクチン

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B型肝炎ワクチン Q&A

 (監修:NTT西日本九州病院 院長 藤山重俊先生より抜粋させていただきました。)

Q1:B型肝炎ワクチンは授乳婦に接種できますか?



A1:B型肝炎ワクチンは不活化ワクチンですので授乳中に接種しても、母体及び乳児に影響はないと考えられていますので、出産後のお母さんの体調が予診等により問題ないと判断される場合には接種して差し支えありません。
産科医によって判断は分かれるかと思いますが、一般的に出産三か月を過ぎた頃から出産前の体力に戻ると考えられます。したがって有効性の観点から間隔を考慮するとすれば、産後数か月経過してから接種することが望まれます。

 


Q2:B型肝炎ワクチンは新生児・乳児に接種できますか?



A2:これまでに新生児や乳児へのB型肝炎ワクチン接種に対して有効性、安全性で問題が生じたという報告もありません。
実際にはB型肝炎ウイルスキャリアの母親から生まれた乳児には、母子感染防止事業として生後2ヶ月から接種しています。
B型肝炎ワクチン(ビームゲン)では新生児や乳幼児での副反応出現の報告はこれまでありません。

 



  Q3:HBS抗原や抗体が陽性の人に接種してもいいですか?



A3:B型肝炎ワクチンは、一般的にHBS抗原・抗体いずれも陰性の人に接種することが望まれます。HBS抗原が陽性であることはキャリアであることを示しており、その様な方へのワクチン接種は通常、行われません。

 



Q4:1回、2回の接種でやめても構いませんか?



A4:B型肝炎ワクチンは3回接種で基礎免疫になります。初回接種後4週目で抗体陽性になる人はいますが、その陽転率は約13%と低く、2回目接種4週後においても約50%程度です。
しかし、3回目の接種を行うことで、約95%が抗体陽性になります。

したがって1回や2回で抗体が陽性になった場合でも、是非3回目の追加免疫を行っていただくことをお勧めします。

 



Q6:接種回数と効果について教えてください。



A6:B型肝炎ワクチンは大きく、①B型肝炎の予防②B型肝炎ウイルス母子感染の予防③B型肝炎ウイルス汚染血による汚染事故後の発症予防の3つに使用目的が分けられます。接種する場合はいずれも3回接種になります。

 



Q7:HBS抗体価を測定するタイミングはいつがよいですか?



A7:抗体価の測定はワクチン3回目接種後1~2ヶ月を目途に行って頂くことをお勧めします。

 

 



Q8:3回接種しても抗体を獲得できなかった場合は、どうしたらよいですか?



A8:明確に確立されたプロトコールは残念ながらありません。
①3回接種後6ヶ月以上あけて4回目を接種する。
②6ヶ月以内に第4回目として2倍量で追加接種する。
③ワクチンの接種を変更して追加接種する。
④追加接種を一ヶ月間隔で2回する。

 

 



Q9:ワクチンの効果はどのくらい持続しますか?



A9 :①ワクチン3回接種後の抗体価が高いほど、より長期の持続が期待できる。
②3回接種後3年程度で約半数が陰性化する可能性がある。

 

 



Q10:主な副反応とその対処法を教えてください。

A10:多くは軽度かつ一過性ですが、重大な副反応として「ショック、アナフィラキシー様症状」「多発性硬化症」「急性散在性脳脊髄炎」「ギラン・バレー症候群」の報告があります。
①局所の発赤・腫脹、硬結
一般的に発赤・腫脹は3~4日で消失するが、熱感、発赤の強いときには局所の冷湿布を行う。
硬結は次第に小さくなるが1ヶ月後でもなお残る場合もある。これについては放置してよい。
前回の接種で局所反応が出現した場合、次回からの接種は、なるべく皮下深く接種する。
②発熱
発熱の対策は一般的処置として冷却、アセトアミノフェン等の解熱剤を投与する。他の原因による発熱も考えられるので観察が重要である。

 

 



Q11:接種間隔がずれたときはどのようにしたらよいですか?


A11:B型肝炎ワクチンは3回接種するのが基本となります。
接種スケジュールがずれた場合としては以下のようなスケジュールが考えられます。
①1回目と2回目の間隔が4週を超えた場合
その後、規定通り3回目のワクチンを接種接種すれば基礎免疫が得られると考えられます。

②1回目と2回目の間隔が4週未満であった場合
データはありませんが、やり直すことはせず、まずは引き続き3回目を接種します。

③2回目と3回目を規定通りより長い間隔で接種した場合
3回目の接種は、6ヶ月以降(12か月くらいまで)の方が6ヶ月目接種より抗体価の上昇が良いとのデータもありますので、時期が遅れても引き続き速やかに3回目を接種してください。

④2回目と3回目を規定より短い間隔で接種した場合
0.1.3ヶ月で接種した群と0.1.6ヶ月で接種した群の、抗体陽転率及び平均抗体価を調べたデータがあります。この報告によると、抗体陽転率に関して差は認められなかったものの、平均抗体価は前者の方が有意に低値であるという結果でした。

 

 


Q12:他のワクチンとの同時接種は可能ですか?



A12:麻しん風しん混合ワクチン・BCGワクチンを接種した日から別の種類の予防接種を行うまでの間隔は、27日日以上置くこと。沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合トキソイドを接種した日から別の種類の予防接種を行うまでの間隔は、6日以上置くこと。
Red Book(American Academy of Pediatrics発行)には、多くのワクチンは同時接種は禁忌ではない、と記載されています。

 

 


Q13:生後何か月から接種できますか?



A13:B型肝炎ワクチンの用法用量では、「10歳未満の者には0.25mlを皮下に注射する」となっており、接種対象年齢の下限は定められておりません。
現在、B型肝炎ウイルスキャリアの母親から出生した児に対して行われているわが国のB型肝炎母子感染防止事業では、生後2ヶ月児から接種を始めています。
一方、国際的には通常、出生直後から接種されており、WHOやユニセフでは原則として出生直後、1ヶ月、及び6ヶ月の3回接種が勧告されています。
米国のRed BookにはB型肝炎ワクチンの接種の接種時期について、「全ての乳幼児のは生後できるだけ早く、病院を退院する前にB型肝炎ワクチンの初回接種を受けるべきである」「HBS抗原の有無が不明の母から生まれた乳児は生後12時間以内にB型肝炎ワクチンの初回接種を受けなければならない」と記載されており、極めて早い時期での接種を推奨しています。

 

 


Q14:3回の接種において異なるメーカーのワクチンを接種しても構いませんか?


A14:国内の異なるメーカーのB型肝炎ワクチンを接種しても、想定される支障は現時点ではありません。

 



Q15:免疫抑制状態(ステロイド、その他の免疫抑制剤使用中の人、透析患者など)にある方や、インターフェロン、抗がん剤、抗生物質などを使用している時のB型肝炎ワクチン接種について、その可否、接種上の注意について教えてください。


A15:免疫抑制状態の人へのB型肝炎ワクチン接種は可能ですが、抗体産生が十分ではない可能性があります。インターフェロン、抗がん剤、抗生物質を使用中の人も接種可能と考えられますが、薬剤を使用する背景となる原疾患の状態(病状が落ち着いているか、熱はないかなど)を予診により確認する必要があります。このような人に接種する場合、効果が減弱する可能性があることをあらかじめ説明しておくのがよいと考えられます。
現行のB型肝炎ワクチンは遺伝子組換えワクチンであり不活化ワクチンに分類されるため、宿主の免疫状態にかかわらず、ワクチンウイルスが活性化することはありません。
抗生物質や抗結核薬、感冒薬の服用もワクチン自体に大きな影響を与えないと考えられます。ただし、各種薬剤を服用中の場合、その時点で患者さんがワクチン接種に適した状態であるか(病状が落ち着いている、熱がない、など)を検討する必要はあります。

 

 



Q16:ワクチン中に添加されているチメロサールは安全ですか?



A16:チメロサールを含むワクチン接種を受けた人に対して何らかの対策が必要である、あるいは今すぐワクチン接種を中止する必要があるとは考えられていません。

 

B型肝炎ワクチン 説明書はこちら(PDF)

 

B型肝炎ワクチン 予診票はこちら(PDF)

日本脳炎ワクチンについて

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日本脳炎の定期の予防接種の実施について

厚生労働省健康局結核感染症課からのコメントです。

 先般、10月17日に日本脳炎の定期の予防接種を受けた10歳の男児が、接種後数時間で死亡した事例が報告されました。

日本脳炎の定期の予防接種については、平成21年6月より乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンが導入され、現在まで1000万回以上使用されているところですが、本事例のように接種直後に死亡した事例は、これまでのところ報告されていません。


 接種後の死亡事例については、このほか、本年7月に接種後約一週間で急性脳症と診断され死亡した事例が報告されており、これについては、毎年度、定期的に開催している予防接種後副反応・健康状況調査検討会において検討する予定でしたが、これに先立ち、10月31日に開催を予定している第7回厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会日本脳炎に関する小委員会において、両事例について検証し、今後の定期の予防接種の取扱いについて検討することとしました。

 


 両事例とも現時点で予防接種と死亡との因果関係は不明であり、被接種者の臨床症状や使用されたワクチンのロット番号が異なる等の理由から、両事例の関係性は低いと考え、現時点では直ちに定期の予防接種を中止すること等は考えておりません。

四種混合ワクチン

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平成24年11月から始まります!

ジフテリア百日せき破傷風不活化ポリオ(4種混合・DPT-IPV)予防接種を受ける前にお読みください。

≪接種方法≫接種方法

1回初回:20日~56日までの間隔を空けて3回接種

1期追加:1期初回接種終了後1年~1年半までの間隔を空けて1回接種

平成24年11月時点でDPTワクチンとポリオワクチン(生・単独不活化)のいずれも1度も受けていない方が対象です。

☆すでにDPTワクチンまたはポリオワクチン(生・単独不活化)のいずれかの接種を1回以上受けている方

ジフテリア百日せき破傷風不活化ポリオワクチン(4種混合・DPT-IPV)は接種せず、原則としてDPTワクチンと単独不活化ポリオワクチンを規定回数接種します。

 



≪ジフテリア≫
ジフテリア菌による細菌性呼吸器感染症です。
発熱・咽頭痛・頭痛・倦怠感・えん下通などで始まり、鼻づまり・鼻血・かすれ声・呼吸困難・呼吸筋の麻痺などが続きます。
適切な治療や予防接種で重症になることはまれとなりましたが、死に至ることもある病気として注意が必要です。

≪百日せき≫
コンコンと激しくせき込んだ後ヒューと笛を吹くような音をたてる特有のせきが、およそ百日にわたって続く、百日せき菌による細菌性呼吸器感染症です。
かぜ症状から始まり特有なせきが発作的に現れます。約1ヶ月を過ぎるとせきの回数は少なくなりますが、回復には3ヶ月ぐらいかかることもあります。
合併症として肺炎・鼻血・結膜出血があります。また激しいせきの後に脳出血を起こし死亡することがまれにあります。

 


≪破傷風≫
ケガをしたときに土の中にいる破傷風菌が傷口に入って起こります。
小さな傷からも感染することがあり、菌の毒素により神経の麻痺や筋肉のけいれんを起こし、死亡する確率の高い危険な病気です。
自然感染による免疫は期待できないため、予防のためにもワクチンを接種して免疫をつけておくことが必要です。

 


≪ポリオ≫
ポリオ(急性灰白髄炎)はポリオウイルスによっておこる病気で、1~2日のかぜ症状のあと、突然手足の麻痺が表れる感染症で、その麻痺は一生残ってしまうことが少なくありません。
現在では予防接種の効果で国内の自然感染は報告されていませんが、海外ではまだポリオが流行している地域があります。
そのため国内に持ち込まれた場合、流行する可能性があります。ポリオを予防する唯一の方法は予防接種を受けることです。平成24年9月に病原性をなくした不活化ポリオワクチンの予防接種に切り替わりました。

 


副反応について
全身の症状としては発熱・下痢・嘔吐などがみられますが、数日以内におさまります。
また接種部位の局所症状としては痛み、赤み、腫れることがありますが、数日以内に消退します。
ただし腫れがひどい場合は接種部位を清潔にし、冷やして様子をみてください。
なおきわめてまれに重大な副反応としてショック、アナフィラキシー様症状があります。

インフルエンザワクチン 予防接種のお知らせ

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①生後6ヶ月から13才未満は2回の接種となります。

13才以上は1回のみ接種となります。

②卵アレルギーの方で血液検査などで陽性反応がでていても、実際に食べてアレルギー症状がでなければ接種は可能です。

①生後6ヶ月から13才未満は2回の接種となります。

13才以上は1回のみ接種となります。

②卵アレルギーの方で血液検査などで陽性反応がでていても、実際に食べてアレルギー症状がでなければ接種は可能です。

不活化ポリオ(IPV)

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不活化ポリオ(IPV)予防接種を受ける前にお読みください。

接種年齢:生後3ヶ月から7歳6ヶ月未満
接種方法:皮下接種

1期初回 20日以上(20日~56日までが望ましい)の間隔を空けて3回接種
(前回接種日を0日として21日目より接種可能です。)

*1期追加接種(1回)(4回目)は平成24年9月1日時点では定期予防接種対象外です。
 平成25年以降、定期予防接種として認められる予定です。

 

注意!これまでのポリオの接種回数によって、受けられる回数が異なります。
下記の接種間隔をお読みになり、母子手帳で接種歴を必ず確認してください。

<接種間隔>

☆生ポリオワクチンの予防接種を数回受けている方
3回のうち不足分を20日以上(20日~56日までが望ましい)の間隔を空けて接種

○これまで1回接種している方・・・のこり2回接種が必要です
○これまで2回接種している方・・・不活化ポリオ予防接種を受ける必要はありません。

☆不活化ポリオワクチンの予防接種を数回受けている方(平成24年9月1日より前)
3回のうち不足分を20日以上(20日~56日までが望ましい)の間隔を空けて接種(必ず別紙の同意書を記入してください。)

 


○これまで1回接種している方・・・のこり2回接種が必要です
○これまで2回接種している方・・・のこり1回接種が必要です
○これまで3回接種している方・・・不活化ポリオ1期追加接種(4回目)は平成25年以降に接種の予定です

 


持ち物:母子健康手帳・予診票(保健センター・医療機関にあります。)
同意書(必要な方のみ、保健センター・医療機関にあります。)
母子手帳を忘れた場合は接種できませんので、必ずご持参ください。

 


注意!野田市外に住民票をうつした場合、野田市の予診票を使って、野田市で接種することはできませんので必ず転出先の市町村でご確認ください。

風しん患者が増えています!

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風しん患者が増えています!

風しんはワクチンで予防できます。

風しんとは・・・

風しんは「発熱・発疹・リンパ節腫脹」を特徴とするウイルス性発疹症です。
「三日はしか」とも言われています。
予後良好な疾患であり、自然治癒しますが妊婦が妊娠初期から中期に風しんに罹患すると流産・死産の原因となる外、胎児が難聴・白内障・先天性疾患を三大症状とする先天性風疹症候群を発症する場合があります。

予防接種


弱毒風しん生ワクチンの接種により、感染を予防することが可能です。
定期予防接種の対象年齢の方は無料で接種できます。詳しくは市町村の予防接種担当にお問い合わせください。
それ以外の年齢の方でも有料となりますが、医療機関で接種できます。
特に妊婦への感染を予防するために次の方には予防接種をお勧めします。

 



①妊婦の夫、子ども及びその他の同居家族
②10代後半から40代の女性(特に妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い方)
③産褥早期の女性 のうち明らかに風しんにかかったことがある、予防接種を受けたことがある抗体が陽性であると確認ができた方以外の方

ロタテック

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平成24年7月20日からロタウイルスワクチン(ロタテック内服薬)が開始しました。

ロタウイルスワクチンは乳幼児における急性重症胃腸炎のおもな原因である、ロタウイルス胃腸炎の予防手段としてとても有効です。

①ワクチンは飲むワクチンです。

 


②生後6週~24週の間に3回の服用になります。

 


③接種間隔は4週間以上をあけます。


④3回目の服用が生後24週を超える方は服用できません。

 


⑤1回の料金は9950円となります。

 


接種をご希望の方はご予約をお願いいたします。

ロタウイルス感染症と胃腸炎予防

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5価ロタウイルスワクチン(ロタテック)を中心に

日本赤十字医療センター 園部 友良先生講演会より

1.5才までにほぼ全ての乳幼児がロタウイルス感染症にかかります。

2.ロタウイルスは糞口感染(便についたウイルスを触り口から入るパターン)が主です。

 


3.ロタウイルスはテーブルやおもちゃに付着すると、そのところで長く生存することができるので、触ったお子さんが口から感染します。

 


4.ロタウイルスは冬から春にかけて流行します。

 


5.ロタウイルスの胃腸炎は乳幼児に多くみられます。

 


6.ロタウイルス胃腸炎はノロウイルスやアデノウイルスによる胃腸炎よりも重症化します。

 


7.ロタウイルス感染症は重篤な合併症(脳炎や脳症などの痙攣を起こす病気や腎不全・突然死など)が多くみられます。

 


8.後遺症の残る確率はインフルエンザ脳症よりロタウイルス脳症の方が高くなります。

 


9.多くの小児はロタウイルス感染症を繰り返すたびに、免疫機能が高くなりそのために重症化しなくなります。

 


10.ロタウイルス感染の初回目と2回目ではロタウイルスの種類が異なっていることが多いです。

 


11.5価のロタウイルスワクチン(ロタテック)

 


①ロタウイルスの流行する型は、年や地域によって異なります。

 


②感染を繰り返すことでロタウイルス胃腸炎に対する予防効果が高くなります。

 


③単独のロタウイルス株ではなく、5種類のロタウイルス株を含めた「ロタテック」の方が、自然感染を模倣することになり結果として免疫力を高めることになります。

 


④重症のロタウイルス胃腸炎を98%減少させる効果があります。

 


⑤3.1年経過してもロタウイルスワクチンの免疫力はしっかりと残っています。予防接種の効果は時間がたっても低下していません。

 


⑥アメリカでは「ロタテック」導入後、0~4才の集団だけではなく5才以上~65才~以上の人にもロタウイルス感染症の発症予防効果がありました。
すなわち集団免疫効果がとても効果があったということになります。

 


⑦3回接種のワクチンです。

 


⑧「生後6週間」から接種可能で最終は「生後32週」まで接種できます。

 


⑨早産児においても同様に接種することができます。

 


⑩接種後に嘔吐しても再投与の必要はありません。

 


⑪「ロタテック」では腸重積の発症率は接種していないお子さんと比べて全くかわりはありません。

 


⑫1価「ロタリックス」に比べて5価「ロタテック」はロタウイルスの便中排泄期間が1~2週間と短い特徴があります。

 


⑬「ロタテック」のデビューは生後2ヶ月後からヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンと同時接種してデビューするのが良いでしょう。

 


⑭「ロタテック」はロタウイルスの株の種類が多くなることで、多種類のロタウイルスに効果があります。

 


12.オーストラリアでは生後1~9ヶ月未満の乳児におけるロタワクチン接種後の腸重積発症の増加はありません。 ただし10万人あたり約2人の腸重積の発症がありますが、ロタウイルスワクチンの恩恵と利点の方が発症のリスクよりはるかに高いでしょう。

 


13.ロタワクチン接種を通じてお母さんが腸重積のことを理解していただければ、自然発生の腸重積の早期発見に役立ち、腸重積症でおこる死亡と手術例の減少につながることの方が大切です。

 

 


14.同時接種の安全性

①同時接種後にもし免疫力が落ちるのであれば、重症感染症が増えるはずですが実際には増えていません。

②長い間、世界中で同時接種をしていて何の問題が起こっていないのが、最大の安全の根拠となります。

③同時接種によって増加する有害事象は極めて軽微で、ワクチン接種を中止することはなっていません。

④定期接種と任意接種の同時接種なら有害事象が起きた時には、定期接種の良い方の補償が適応されます。

⑤単独接種では免疫の獲得が遅くなりますので、大切なお子さんを病気から守れなくなってしまいます。
単独接種ですと計17回最大7ヶ月も期間を要してしまいます。

生後2ヶ月からのワクチン接種

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最適な接種時期と回数

ワクチンの現状と課題
国立福岡病院 岡田賢司先生講演会

肺炎球菌ワクチンは

①追加接種することで免疫がさらに上昇していきます。これにより1~2才の肺炎球菌の感染症を減らすことが出来るのです。


②生後6ヶ月までには「3回接種」が大切です。生後6ヶ月~1才に肺炎球菌の髄膜炎が多いので生後6ヶ月までに3回接種しておくことが重要です。

 



③年齢に応じた必要な回数を少し遅れてもよいので、接種する方がよいでしょう。

 


④生後7ヶ月以下で3回、生後12~16ヶ月に追加の1回を接種しますと、ほぼ100%の免疫がついてきます。

 

 


⑤ヒブと肺炎球菌の感染の発症は、生後6~7ヶ月に発症のピークがありますので生後6ヶ月までに3回接種を終了しておくのがよいことになります。
このためには生後2ヶ月ヶ月からのワクチンデビューが必要なのです。

 


⑥鼻の中に肺炎球菌を保菌していますと、型によってはワクチンを接種しても免疫がつきにくいことがあります。

子宮頚がんワクチン(ガーダシル)

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子宮頚がんワクチンの情報が画像をクリックすると、動画で見れます。

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子宮頚がんワクチン(サーバリックス)

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海外・国内における最近の臨床試験結果

筑波大学 吉川 裕之先生講演会より

1.日本人の10~15才の女子は、20~25才の女子よりも抗体の上昇率が高いのでより免疫がつきやすい傾向にあります。

2.日本人の10~15才の女子は20~25才の女子に比べて有害事象は少ない傾向にあります。
  (成人より小児の女子の方が有害事象が少ないのです。)

3.サーバリックスを接種した日本人女性において妊娠しにくいということはありません。

4.サーバリックスを接種した日本人女性の10%くらいが妊娠をしますが、生まれてくる赤ちゃんには何の異常もおきていません。

 



5.日本人の20~25才の女性において、子宮頚がんの原因ウイルスである16型と18型の持続感染に効果があります。

 


6.接種後24ヶ月時点での抗体率は自然感染により起こるよりも、はるかに高い抗体率がみられます。

 


7.20才の女性が子宮頚がんに罹患しますと、手術により不妊症になる確率が高いですので、接種で防ぐことが大切です。

 


8.20~30才の女性でサーバリックスを接種した女性の妊娠発生率は、サーバリックスを接種していない女性とほとんど変わらず、生まれてくる児の異常率も同様に変わりはありません。

 


9.性未体験の女性の場合にはワクチン接種で子宮頚がんの60~70%を予防することができます。

赤ちゃんの感染症とワクチンの情報サイト

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肺炎球菌ワクチンの詳細はこちら

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ロタウイルス胃腸炎とロタウイルスワクチン

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札幌医科大学 堤 裕幸先生 講演会より

1.小児の急性胃腸炎は「ノロ」より「ロタ」のものが多い傾向にあります。

2.ロタウイルス胃腸炎は下痢と発熱が強くみられます。

3.ノロウイルス胃腸炎は吐き気が強くみられます。

4.ロタウイルス胃腸炎の外来受診は年間79万人います。

5.ロタウイルス胃腸炎による入院は、年間2.5万人~7.8万人います。



6.6歳未満では胃腸炎100人中、11人がロタウイルス胃腸炎で病院を受診しています。



7.ロタウイルス胃腸炎は昔は冬に多くみられましたが、最近は春に多くみられるようになりました。



8.ロタウイルス胃腸炎の便は、ほんの少量付いただけでも、感染力がとても高いのです。



9.ロタウイルス胃腸炎は水分がとれていても、大量の下痢による水分喪失があり、重症脱水症になりやすいので注意が必要です。



10.ロタウイルスには複数のものがありますが、一つのロタウイルスに対しての抗体があれば、他のロタウイルスに対しても免疫がある程度働きます。



11.ほとんどの乳幼児は2才までに少なくとも一回はロタウイルスに感染します。



12.ロタウイルス感染が以前に2回ありますと、3回目の感染では重症のロタウイルス感染症はおきていません。
つまり2回ロタワクチンの接種をすれば、ロタウイルス感染の重症化を防ぐことができるのです。



13.1価のロタワクチン(ロタリックス)では

①少量のロタウイルスが入っていますが、接種を受けた赤ちゃんはかなり高率に便の中にロタウイルスを排泄しています。

②少量口から入っただけでも免疫はつきますので、問題はありませんのでワクチンを飲んで嘔吐しても再投与の必要はありません。



14.5価のロタワクチン(ロタテック)では

ロタリックスに比べて、たくさんのロタウイルスが入っています。


②ロタテックの接種を受けた赤ちゃんは、便中にロタウイルスを排出する量は少なくなっています。



15.1価のロタワクチン(ロタリックス)と5価のロタワクチン(ロタテック)での重症ロタウイルス胃腸炎に対する抑制効果に明らかな差はみられていません。



16.世界(海外)ではロタリックス導入後、下痢症による死亡者数が2/1以下に減りました。



17.ロタウイルスワクチンの第一の目標はロタウイルスによる死亡と疾病の重症化を防ぐことであり、ロタウイルスの感染を防ぐことが目的ではありません。



18.ロタウイルスワクチンと腸重積の関係はありません。



①厳密には5万人の子供にロタウイルスワクチンを接種しますと、腸重積のお子さんが自然発生と比べて一人だけ増える率になります。



②世界(海外)では年間1才未満児の10万人あたり50人の腸重積が自然発生します。



③日本では年間1才未満児の10万人あたり100人の腸重積が自然発生して海外よりも少し多い傾向があります。



④ロタリックス開始後、年間1才未満児の10万人あたりの185人の腸重積の発生がありました。



⑤腸重積の好発時期(生後20週から40週)にロタワクチンを接種しますと、まぎれ込みが増えてさらに、ワクチンによる腸重積が増える可能性があります。



⑥ロタワクチンは腸重積の自然発生がもともと少ない生後0週から12週までに終了するのが望ましいと言えます。


生後9週までの腸重積の自然発生率は低いからです。



19.ロタワクチンはポリオの生ワクチンと同時接種しますと、ワクチンの効果が下がってしまいますので、避けた方がよいでしょう。



20.ロタワクチンとヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンとの同時接種は問題はありません。

ワクチンで防げる病気と予防接種の今後

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~ワクチン先進国にむけて~

国立成育医療センター 斉藤昭彦先生講演会より

①ポリオ生ワクチンの関連麻痺は発生は年間2例です。一回目の接種と男の子の接種に多くみられます。
②B型肝炎は「父子感染」が増加しています。
唾液や汗・尿・涙から、お父さんからお子さんへ感染します。
先進国のほとんどはB型肝炎ワクチンを定期接種しています。

 

 

③おたふくの合併症は、髄膜炎1~15% 脳炎0.02~0.3% 難聴4% 睾丸炎25%と卵巣炎5%(思春期のケースにみられます) 膵炎4% 「おたふく」にかかった時にこれらの合併症を起こす可能性がありますが、おたふくワクチンを接種していると合併症の発生が極めて少なくなります。


④水痘は合併症として(a)細菌による二次感染症(b)小脳失調症(c)脳炎(d)分娩直後前後での新生児における重症水痘感染症がみられますが、水痘ワクチンを接種していると合併症の発生を少なくすることができます。

 


⑤「筋注」と「皮下注」
筋注は皮下注に比較して(a)局所反応(接種部位の痛みや腫れ)(b)免疫反応の上昇がよい傾向があります。

 


⑥同時接種
複数のワクチンを同時に接種しても有害事象の上昇はみられませんし、免疫を獲得することについても影響をおこしません。
海外では複数のワクチンの同時接種は通常におこなわれている医療行為で安全性には全く問題はありません。

 


⑦集団免疫
個人にワクチンを接種するだけではなくワクチン接種をして社会全体を守ることが大切です。
すなわちお子さんに予防接種(ワクチン)をしないということは、お子さんを病気にかかるリスクにさらすことになります。

 


⑧有害事象
(a)例えばヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンを100万人に接種した場合に0.2人の死亡がワクチンと関連なく死亡しています。
(b)ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンを中断することで、実際に肺炎球菌感染症やヒブ感染症に感染するお子さんが増加します。また他のワクチンの接種率が低下してしまいます。
⑨今後は水痘ワクチンとおたふくワクチンがそれぞれ2回接種・水痘ワクチンとおたふくワクチンの同時接種が必要となってきます。
B型肝炎ワクチンはセクシャルデビューする前には接種することが望ましくなります。
⑩成人になってからの百日咳対策として、三種混合ワクチンを0.2ml接種という少量療法をすることによって百日咳の免疫力(抗体価)が上昇することがわかっています。

日本と欧米のワクチンギャップを考える

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日本小児科学会推奨のスケジュールから見えてくる現状と課題

新潟大学 斉藤昭彦先生講演会

 

1.B型肝炎

母子感染以外の父子感染が増加しています。
お父さんの唾液や汗・尿・涙からB型肝炎ウイルスが高い濃度で検出されますので、これにお子さんが接触すると感染する可能性があります。
B型肝炎のお子さんの1/3が母子感染以外の感染により起こってます。2/3が母子感染です。 急性B型肝炎は、25~30才代のお父さん年齢層の増加が目立っています。
B型肝炎ワクチンを標準接種することで、お子さんをB型肝炎の感染から守ることが大切です。

2.ポリオ


①経口生ポリオワクチンによる関連麻痺
 1)1.2人/100万接種の頻度で発生しています。
 2)1回目の接種で起こることが多く、男の子に多くみられます。
②不活化ポリオワクチンの早期導入が必要です。
③世界的には野生株ポリオの流行が存在しますので、ポリオワクチン接種率を保つ必要があります。
④不活化ポリオワクチンを待つことは望まれません。
⑤経口生ポリオワクチンより不活化ポリオワクチンの免疫力は高い傾向にあります。

 


3.ムンプス(おたふく)



合併症として髄膜炎・脳炎・難聴・睾丸炎・膵炎があります。
ほとんどの先進国ではムンプスワクチンの2回接種が標準となっています。

 



4.水痘(みずぼうそう)



合併症として小脳失調症・脳炎があり、妊婦さんが罹りますとお子さんに奇形が出てきます。

 



5.ムンプスワクチンと水痘ワクチンのそれぞれ2回接種の必要性があります。

 



ワクチン接種率が上がりますと、ムンプスや水痘の病気が減少しますので、周囲からの免疫刺激効果がなくなるからです。
免疫が下がりますと、病気が増加しますので2回目のワクチン接種により、免疫を確実に上昇させることが良いのです。

 




6.思春期百日咳ワクチンの再検討

 



思春期に百日咳が流行することがありますので、2種混合ワクチンの代わりに3種混合ワクチンを0.2ml接種することで、百日咳の免疫機能を上昇させる可能性があります。

 




7.定期接種と任意接種

 



1)海外では定期接種と任意接種に分けることはしていません。
すべてのワクチンを定期接種にしています。

 


2)複数のワクチンを同時接種しても、それぞれのワクチンに対する有効性についてお互いのワクチンのさまたげはありません。

 



3)同時接種のワクチンの本数に制限はありません。
生ワクチンと不活化ワクチン・不活化ワクチンと不活化ワクチン・生ワクチンと生ワクチンいずれも同時接種は可能です。

 



4)同時接種の利点として
a)病気の早期予防になります。
b)ワクチン接種率の上昇になります。
c)ワクチン接種者の保護者の負担が減ります。(通院回数が少なくて済みます。)
d)ワクチンの同時接種は日本のこどもを守るために必要なことです。

 



8.Hib(ヒブ)と肺炎球菌の同時接種の死亡について

 



1)ワクチン接種と死亡については関連性はありません。
2)世界での肺炎球菌の死亡率は0.1~1人/10万人接種で、ヒブは0.02~1人/10万人接種です。
これと比べて日本の死亡率が特に高いわけではありません。
3)ヒブと肺炎球菌ワクチンの安全性は問題はありません。
4)ヒブと肺炎球菌ワクチンの再開後の死亡率の上昇は認められていません。


9.ワクチンの有害事象と副反応は違います。

1)有害事象
ワクチン接種後に起こる全ての事象で、偶然に起きた可能性があります。
2)副反応
ワクチン接種によって引き起こされたと考えられる、局所の接種部位の発赤や腫れをさしています。


10.ワクチンと病気の関係?

MMRワクチンと自閉症・インフルエンザワクチンとギランバレー症候群といった関連が取り上げられていますが、実際には因果関係はありません。


11.個人予防と集団予防

ワクチンを接種して人を病気から守るのが個人予防です。
ワクチンを受けたこともなく、また受けられない人を周りにワクチンを接種した人がいることで、その人達を守ることが出来るのが集団予防です。


12.ワクチンの効果と副反応

副反応に目を向けるのではなく、ワクチン効果の方が高いことを重要と考えることが大切です。

 



13.ワクチンの同時接種

こどもの車のシートベルトと同じで、1本ではなく何本も初めからきちんとシートベルトをして交通事故から守ることが大切です。
同時接種も同じで1本づつ接種するのではなく、初めからきちんと数本接種してこどもを守ることが大切なのです。

ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンの接種を再開します

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詳しくは、厚労省「ワクチン接種緊急促進事業について」をご覧ください。

厚生労働省ホームページより

小児用肺炎球菌ワクチン及びヒブワクチン接種について、接種後の死亡事例が複数報告されたことから念のため、

23年3月4日から一時的に見合わせていましたが、専門家の会議で評価を行った結果、安全性上の懸念はないされたため、23年4月1日」から接種を再開します。

●これからのワクチンの接種は安全ですか?
専門家の評価によると、以下のような理由から、現在得られている知見の範囲では、これらのワクチンの安全性について、心配はないとされています。
・接種と一連の死亡との間に、現時点では直接的で明確な因果関係は認められない。
・接種後の死亡事例で、接種との因果関係が分からないものは、海外でもある程度報告されている。
・これまでの国内外の調査では、小児用肺炎球菌ワクチンとヒブワクチンあるいはこれらとDPT(三種混合)ワクチンなどの複数のワクチンを同時に接種しても、重い副反応の増加は報告されていない。

 


なお、予防接種を受けた後、ある程度の頻度で発熱や注射したところの発赤などの軽い副反応が生じたり、ごく稀ですが、重篤な副反応が生じたり、あるいはたまたま別の病気になったりすることがあります。体調などをよく医師と相談して接種を受けることが大切です。

 




●接種の予定から遅れてしまったのですが、どうすればいいですか?
接種の間隔が予定より多少開いたとしても、ワクチンをうけたあとの免疫への効果には問題ないとされています。
病気から身体を守る免疫をつけるためには、間隔が多少ずれたとしても、なるべく早く接種を受けましょう。

 

 

 

 

●同時に複数のワクチンを接種できますか?接種しても大丈夫ですか?
小児用肺炎球菌ワクチンやヒブワクチン、DPT(三種混合)ワクチンなどのワクチンは、それぞれ別々の日に接種できますが、医師の判断と保護者の方の同意によって、同時に複数のワクチンを接種することができます。同時接種は、早く免疫をつけたり、受診の回数を少なくするために行われます。
これらのワクチンを複数同時に接種すると、1つのワクチンを接種するより、発熱や注射したところの発赤などの軽い副反応が起こりやすいという研究報告もありますが、差がないとする報告もあります。重い副反応が起こりやすくなるという報告はありません。

 



・別の日に接種するには、原則として、小児用肺炎球菌、ヒブ、DPT(三種混合)などの不活化ワクチンの接種後は6日以上、BCG,ポリオなどの生ワクチンの接種後は、27日以上の間隔をおくことになっています。

 



●基礎疾患(持病)のある子どもは接種しないほうがよいのでしょうか?
基礎疾患のある方は、疾患によっては、感染症にかかるリスクが高くなるため、髄膜炎や敗血症などの重い感染症を早くから防ぐことが大切ですが、ワクチンによる副反応についても、より注意が必要です。
例えば、重い心疾患など、重い基礎疾患のある子どもへの予防接種は、日頃から基礎疾患の状態をよく知っている主治医や、主治医と連携していて予防接種の経験のある医師などが、子どもの体調をよく確認して慎重に行う必要があります。
複数のワクチンの同時接種は、単独接種も考慮しつつ、医師が慎重に判断しますので、主治医とよくご相談ください。
・複数のワクチンの同時接種は、早く免疫をつけたり、受診回数を少なくする等を考慮して行われますが、同時接種で重篤な副反応が増えるわけではありません。
万一重い副反応が生じた際などに、単独接種のほうが、どのワクチンの接種後に起こったのかが分かりやすくなることなども考慮されます。

 

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