とびひ

とびひ(耳)

写真

とびひ(耳)

 

小さなお子さんの耳の上側に見られた「とびひ」です。
「とびひ」に特徴的な赤いジグジグと湿った感じの傷口のような発疹が見られています。
細菌が皮膚の表面に増殖しているのです。

とびひ(耳)②

写真

とびひ(耳)

 

小さなお子さんの耳に見られた典型的な「とびひ」です。
耳の中央にジグジグした黄色に近い発疹が見られていますのが「とびひ」ですが、耳にも、「とびひ」はよく見られます。
このお子さんは、発疹の薬を処方されていたのですが、なかなか治らないとの事で来院されました。
MRSA と言って、お薬が効きにくいタイプのブドウ球菌が、原因の事が多いです。

とびひ(唇の近く)

写真

とびひ(唇の近く)

 

お子さんの唇の近くにみられた「とびひ」です。
顔の「とびひ」ですと鼻の近くや唇の近くといった粘膜の近くにできる事がよくみられます。

とびひ(手首)

写真

とびひ(手首)

 

アトピー性皮膚炎のお子さんに見られたとびひです。
お肌の状態がよくないアトピー性皮膚炎では、皮膚の表面の傷口から、細菌が入りこんで、このようにとびひがおきてきます。
すこし、とびひが治りかけていますが、とびひを治してから、アトピー性皮膚炎の治療をしたほうが、治りか早くなります。

とびひ(足の裏側)

写真

とびひ(足の裏側)

 

足の裏側に見られた「とびひ」です。
炎症が強いので、皮膚の表面が剥がれおちていますので、赤く光っています。
このような治りにくい「とびひ」は抗生剤が効きにくい耐性菌のブドウ球菌の事が多いのです。

とびひの後の脱色素斑(腕)

写真

とびひの後の脱色素斑(腕)

 

お子さんのとびひが重症の場合には、とびひが治った後に皮膚の部分が、色素が抜けて白く見られる脱色素斑が見られます。
このような場合は、自然に治っていきますので特に治療は必要ありません。

蜂窩織炎(ほうかしきえん) お腹

写真

蜂窩織炎(ほうかしきえん) お腹

 

とびひとは違った皮膚の細菌感染症ですが、似たような病気で「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」があります。
写真はお腹に見られた蜂窩織炎の発疹です。
真っ赤に腫れた円形の発疹の中央には膿みの腺が白く見えます。
皮下に細菌感染が広がった状態で皮膚がいわば肺炎になったような重症の細菌感染症です。
できるだけ早く抗生剤による治療の開始が必要です。

とびひ(耳)

写真

とびひ(耳)

 

赤ちゃんの耳全体にみられた「とびひ」です。
じくじくした感じの傷を示していて典型的な「とびひ」です。
耳全体にみられるのは珍しいケースです。

とびひ(鼻)

写真

とびひ(鼻)

 

左の鼻のところに出来たとびひです。
お子さんのとびひは結構鼻のところにできる事が多いのです。
ちなみにこのお子さんは、ゲンタシ軟膏とリンデロンクリームを塗っていましたので治らなかったケースです。

とびひ(治った後の発疹)

写真

とびひ(治った後の発疹)

 

とびひが重症の時には、治った後にピンク色のケロイドように発疹が残る事があります。
このような時には、保湿材を塗ると発疹が消失していきます。

grass

grass