院長紹介

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早いもので小児科医になりまして今年で33年になります。

私が小児科医に興味を持ったのは、自身の病気がきっかけでした。

中学校3年生の時に発熱と左頸部リンパ節腫大(ゴルフボール大の大きさ)を認め、地元の総合病院に入院しましたが病名が分からず東京の大学病院へ入院となりようやく病名が判明いたしました。長い入院生活でしたが当時はまだとても少なかった小児を専門に診る「小児科医」の先生方が大勢いらしたことや、看護師さんに勉強を教えて頂いた事など一人っ子の私にとってとても刺激的で新しい世界でした。

 

入院と言いましても体は元気なものですから病院をこっそり抜け出した街をプラプラ散策したり結構楽しんでもいました。

 

そんなお気楽な入院生活の中でもやはり辛い検査や医大生の方々にぐるりと囲まれての診察など心身共に負担に感じることもありました。

 

そんな時とても優しく私の気持ちを気遣って接して下さる先生とそうでない先生とありまして、「僕だっだらこうするのにな~」「こうしてくれたらずっといいのにな~」と言う思いが「小児科医」を目指す動機となりました。

 

その後今に至るまで長い間たくさんのお子さんを診させて頂きましたが、

私が子供だったその時の気持ちを忘れずに

小さな患者さんの気持ちに寄り沿うよう日々心がけて診療に臨んでおります。

 

院長 医学博士 石川 功治

私のもう一つの顔は高校時代から続く筋金入の落語ファンでございます。

最近の落語ブームで随分一般的になりましたが当時上野の鈴本演芸場にチケットを求めて並ぶシブイ高校生はそう多くは無かったですね。

今ではネットでパパッと買える便利な時代になりました。ある師匠の名言「笑うことは副作用のない薬」その通り!!と実感しています。

また「話し方」「聞き方」「間(ま)」というものが患者さんとのコミュニケーションツールとしてとても役に立っています。

 

時たまタクシーの運転手さんに「落語家さんですか?」と間違われます。(笑)

経歴

   
昭和58年3月 獨協医科大学 医学部 卒業
昭和58年4月 第75回医師国家試験に合格
大学病院・総合病院での勤務
平成1年3月 獨協大学医学部大学院 卒業
平成1年3月

医学博士号取得 

 

 

平成11年6月~ 日本医師会、千葉県医師会、野田市医師会加入
平成11年8月~ 医療法人社団泰慎会たんぽぽこどもクリニック開設  現在に至る

 

少し長くなりますがお付き合いください。

最近のお子さんの症状の特異性と私の治療方法の特徴をお話させて頂きます。

ある時期から「症状が全く良くならない」「病名がわからない」「治療法がわからない」といった難治例の病気のお子さんが増えてきました。

このようなお子さんに共通しているのは、「通常の治療」では全く良くならないということです。

さてどうしたものかと悩み始めた私は、当初全く知識のなかった「漢方薬」に出会うことになりました。

たくさんの講演会や勉強会に出席して初めは「ちんぷんかんぷん」恥ずかしいくらい解らないことばかりでしたが学んでいくにつれ漢方薬の不思議な力と可能性に光を見出したのです。

 

出席した講演会や勉強会は全て「大人用」のものでしたがそれを基に「小児」に使えるよう試行錯誤を繰り返し難治例の治療に漢方薬を使うようになりました。

初めは漢方薬をのんで頂くだけでも一苦労でしたが、症状が徐々に改善し良くなっていく患者さんが増えるようになりました。

漢方治療に少なからず手ごたえを感じてきた折、漢方薬の大手メーカーからお子さんの漢方薬に関する冊子を作製してくれませんかという依頼があり、約1年がかりで平成27年3月「子どもの心とからだ、漢方ですこやか元気に」という絵本仕立ての冊子が出来上がりました。自画自賛ですが(笑)、とてもわかりやすく親子で楽しく読める素敵な冊子になっています。

ぜひ一度お手に取って頂ければ嬉しく思います。

 

漢方薬への関心は高まるばかりです。

平成26年11月には台湾で開催されました国際東洋医学会に出席することが出来、世界での漢方薬の新たな勉強の機会を得ることができたことは、とても貴重な体験でした。

どのような病気や症状でも必ず何かしらの治療方法があると思うのです。「治らない?」から「治してみよう」に変えてみると道が開けるものです。

漢方薬はお子さんの症状に合っていますととても短時間に症状の改善がみられます。

お困りの方は是非一度ご相談下さい。

皆様のお役にたてるよう日々頑張っております。

 

 

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落語の世界では、寄席文字と言う独特の字体があります。 この寄席文字を使って書かれたたんぽこどもクリニックの看板の写真です。 開業して間もない頃に寄席文字の師匠に描いていただきました。

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寄席では、落語家の師匠の名前を書いた、めくりという紙があり、師匠が出番の時に、めくりを変えます。
三鷹の井心亭で開かれる落語会がありまして、落語会終了後に、ジャンケン大会で勝った人が、このめくりをいただけますが、ちなみに2回勝ち残り手に入れた貴重な2 枚のめくりです。 この写真は、2枚のめくりを並べて、額に入れたものです。
右側が笑点でお馴染みの林家たい平師匠の名前を自身で書かれた直筆のめくりです。 その左側のめくりは、落語会場の井心亭のこれもまた、たい平師匠直筆のものです。 ちょっとしたレアものです。

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2014年に台湾で開催されました国際東洋学会に参加した時の写真です。 かなりたくさんの会員の方が多くの国からいらっしゃっていました。

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2014年に台湾で開催されました国際東洋学会に参加した会場での写真02です。

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